< 乾 物 の 由 来 >

大阪の乾物商いは、500年以上前の明応年間に遡り、石山本願寺の門前中町が始まりと思われ、豊臣秀吉の石山本願寺接収後、大阪城が建てられた後は商人達が離散してしまいましたが、大阪夏の陣の後、離散していた商人達も再び大阪へ戻ってきました。

乾物の商品は、平城京や平安京の時代には存在し、市場の存在や業界の有様が認められるのは、約300年前の元禄時代からで、大阪は江戸時代に水運の便がよく、また、蔵屋敷や船宿が多く存在していた事により、現在の大阪市北区の天満界隈に乾物商が多く集まり、現在も乾物商が寄進したと言われ、鳥居と灯篭が街中の高速道路の下に残っています。

当時、乾物と一緒に青物商が混在しておりましたが、江戸時代末期になって青物商と乾物商との間に紛争が起こり、乾物商が独立していきました。その後、明治時代を経て、大正12年に中央卸売市場法が成立、昭和6年に大阪中央卸売市場が開設し、乾物部門が設けられました。しかし、中央卸売市場に仲買として入っていた商人も天満に戻った人々もいたようで、太平洋戦争で中央市場の仲買人が解散された時期を経て戦後の諸統制が緩和された昭和25年に業務許可が与えられ、現在に至っています。

参考文献:大阪市中央卸売市場乾物卸組合
乾物卸売業界50年史